
ネットショップ開業の選択肢の一つである「Yahoo!!ショッピング」
今回はそのYahoo!ショッピングの特徴や出店方法について解説していきます!
Yahoo!ショッピングの魅力は出店料がかからない点ですが、注意しなければならないのは、売上に対して所定の手数料を支払わなければならないことです。その他のメリット&デメリットや、詳しい出店の手順なども掘り下げます!
- 1. 「Yahoo!ショッピング」とは
- 2. Yahoo!ショッピングのメリット
- 2.1. ①低コストで出店できる
- 2.2. ②認知度の高さと集客力
- 2.3. ③外部リンクの設置が許可されている
- 3. Yahoo!ショッピングのデメリット
- 3.1. ①競合の多さ
- 3.2. ②ブランディングの難しさ
- 3.3. ③手数料がかかる
- 4. Yahoo!ショッピングへの出店のしかた
- 4.1. 申込の流れ
- 4.2. ①申し込み
- 4.3. ②契約審査
- 4.4. ③開店準備
- 4.5. ④開店審査の申請
- 5. Yahoo!ショッピング出店審査の注意すべきポイント
- 5.1. Yahoo!からの電話には必ず出る
- 5.2. 出店者情報を一致させる
- 5.3. 入力項目の注意点について
- 5.4. 出店審査の心構え
- 6. もし開店審査に落ちてしまったら
- 7. まとめ
「Yahoo!ショッピング」とは

国内のECプラットフォームは、Amazon、楽天、Yahoo!ショッピングが3強といわれ国内EC市場シェアの約半数を占めている現状です。その中でも「Yahoo!ショッピング」はPCからの利用者数が国内No.1であり、特に比較的高齢世代に人気のプラットフォームとなっています。認知度が高く集客力があり、出店社数も非常に多いモールです。
まずはメリット・デメリットから詳しくみていきましょう!
Yahoo!ショッピングのメリット

①低コストで出店できる
2013年より初期費用・月額システム利用料・売上ロイヤルティが全て無料になりました。出店費用が無料になったことで、低コスト・ローリスクで出店することができます。また月額の固定費用もありません。
一般的な国内の有名モールは初期費用や固定費用がかかるケースが多く、毎月の固定費用が発生します。売り上げが少ない月でも支払わなくてはならないため、マイナスになる場合もあるのです。その固定費用が発生しないことはそれだけでメリットがあります。
ただ、ユーザーインセンティブやアフィリエイト手数料などのオプション手数料が発生するので注意しましょう。しかし、ユーザーインセンティブを最低の2.5%、アフィリエイト手数料を最低の1%に設定するなどして、他のモールよりも手数料を抑える方法もあります。
| 初期費用 | 無料 |
| 月額システム利用料 | 無料 |
| 売上ロイヤルティ | 無料 |
| ストアポイント原資負担 | 1%~15%(現在1%は必須になります) |
| キャンペーン原資負担 | 1.5%は必須になります |
| アフィリエイトパートナー報酬原資 | 1%~50%(1%は必須) |
| アフィリエイト手数料 | アフィリエイトパートナー報酬原資の30% |
※ストアポイントは1%(必須)設定していただき、購入者に付与されます。
※キャンペーン原資充当分は1.5%(必須)ご負担していただき、企画イベントの際に使用します。
②認知度の高さと集客力
Yahoo!ショッピングは出店社数が非常に多く、PayPayモールとの連携によりユーザーにとってお得なキャンペーンなども定期的に開催していることもあり、認知度が高く集客力があるモールといえるでしょう。
Yahoo!JAPANのトップページには圧倒的アクセス数があり、日本のインターネットユーザーの80%が利用していると言われています。Yahoo!ショッピングを利用するということは、Yahoo!JAPANへ訪れた訪問者や閲覧者を活用することに繫がるのです。
また出店費用が安価であり、固定費用もかからないので、自社ECを並行して育てながら認知度の高いYahoo!ショッピングなどへ同時に出店するのもひとつの手法です。
③外部リンクの設置が許可されている
一般的なECモールはSNSや自社ストアなどの外部リンクを許可していない場合も多いですが、Yahoo!ショッピングでは外部リンクの設置が許可されています。それによりInstagramのアカウントをショップページに貼りつけることや、自社のWebサイトへ誘導してより深く知ってもらうこともできます。自社ECへの誘導を促すことも可能です。
自社の関連するSNSやWebサイトのURLと連携して、相乗効果を生み出せるような運用を目指せます。
Yahoo!ショッピングのデメリット

①競合の多さ
Yahoo!ショッピングは非常に多くのショップが出店しています。ほかの国内大手ECモールのAmazonや楽天と比較しても出店社数は圧倒的に多く、競合が多い点はデメリットとなるでしょう。
初期費用や固定費用、販売ロイヤリティがかからないというメリットのため、多くの競合他社が出店しています。そのなかで安定的な売上を上げるには工夫が必要となります。
②ブランディングの難しさ
ECモール全般に言えることですが、モールで用意されたプラットフォームに則ってショップページや商品ページを作成するため、ページデザインの部分で競合他社との差別化が難しい点もひとつのデメリットです。
しかし前述したようにYahoo!ショッピングでは外部リンクの設置が許可されているので、SNSや自社Webサイトへの誘導で自社ブランドのコンセプトを深く知ってもらうことは可能です。
③手数料がかかる
ECモールでは、モール側に手数料を支払わなければなりません。Yahoo!ショッピングの場合は初期費用や固定費用、販売ロイヤリティはかかりませんが、各種手数料やユーザーインセンティブなどの負担があります。
また、決済手数料についても忘れてはいけません。Yahoo!ショッピングで決済サービスを利用すると所定の決済手数料がかかります。
| PayPay残高払い | 決済金額の3.0%(税別) |
| クレジットカード決済 | 決済金額の3.24%(非課税) PayPayカード(株)発行カード(※1)は決済金額の3.0% |
| PayPayあと払い | 決済金額の3.0%(税別) |
| ゆっくり払い | 決済金額の3.24%(税別) |
| モバイル支払い(キャリア決済) | 決済金額の4.48%(税別) |
| コンビニ決済 | 150円/件~300円/件(税別) |
| 銀行振込決済(ペイジー) | 150円/件(税別) |
・モバイル支払いの1注文の取扱可能金額の上限:au50,000円、NTTドコモ30,000円、SoftBank50,000円です。
・コンビニ決済の1注文の取扱可能金額は、300,000円未満です。
・銀行振込決済(ペイジー)の1注文の取扱可能金額は、1,000,000 円未満です。
・コンビニ決済、銀行振込決済(ペイジー)は、取扱可能金額が50,000 円以上の場合、別途印紙税相当額かかる場合があります。
・ゆっくり払いで請求書発行後にキャンセルを行った場合、キャンセル理由により、サービス利用料が出店者様負担になることがあります。
・消費税の課税について:PayPay残高払い・税別、クレジットカード・非課税、ゆっくり払い・税別、モバイル支払い・税別
販売ロイヤリティはかかりませんが、各種手数料をあわせるとある程度まとまった出費になることもあるので注意しましょう。
Yahoo!ショッピングへの出店のしかた

ここからは、具体的な出店方法についてみていきます。準備するものは以下の8点の情報です。
・Yahoo!JAPAN ID
・クレジットカード情報
・会社情報
・代表者情報
・銀行口座情報
・開業届け写し(個人事業主のみ)
・住民税の納税証明書写し(個人事業主のみ)
・出店予定商材情報
申込の流れ
まずはYahoo!ショッピング出店申し込みフォームから申し込み情報を入力し、申し込みを行います。大まかな流れは以下の通りです。
①申し込み→②契約審査→③開店準備→④開店審査の申請
①申し込み
Yahoo!ショッピング出店申し込みフォームへ情報を入力し、申し込みを行います。
②契約審査
出店申し込みが完了すると審査に入ります。約2〜10営業日で審査結果通知が届きます。
免許・許認可等が必要な商材を取り扱う予定で申し込みを行った場合、通常よりも審査に時間がかかるようです。
③開店準備
無事に審査を突破した後は、販売を開始するための準備を行います。Yahoo!ショッピング専任のECコンサルタントにサポートをしてもらうなどして、ストアデザインの作成・ストアクリエイターProの使い方などを覚えます。また公式にきちんとマニュアルが用意されているので安心して開店準備を行えるでしょう。
④開店審査の申請
開店準備が出来たら、開店審査の申請を行います。開店審査には約2〜5営業日かかります。審査が通ったら無事にオープンとなります。
Yahoo!ショッピング出店審査の注意すべきポイント

Yahoo!ショッピングの出店審査は厳しいといわれ、何度も審査落ちとなる人もいるそうです。
出店審査の対策のポイントをまとめました。
またYahoo!ショッピングの公式ページから審査基準についての確認もできます。審査結果の具体的内容や、その他詳細については問い合わせても教えてはもらえないようです。
<Yahoo!ショッピング よくある質問↓>
Yahoo!からの電話には必ず出る
出店申請の後、本人確認のための電話がYahoo!ショッピングからかかってきます。その電話には必ず出るようにしましょう。万が一出られなかった場合には、必ず折り返しかけ直すようにしましょう。
出店者情報を一致させる
・Yahoo!JAPAN ID
・Yahoo!ウォレット登録情報
・Yahoo! JAPANビジネスID
・登記簿謄本(履歴事項全部証明書)
・代表者の身分証明書
上記の他、クレジットカード情報、銀行口座情報などの個人情報は全て名義などの情報が一致するようにしましょう。住所の表記ゆれなどにも注意が必要です。
入力項目の注意点について
・取り扱い商材は無難なものに
特定の免許や許認可などが必要になる商材は審査が複雑化し、厳しくなります。通常時よりも審査に時間が掛かる可能性も。「雑貨」など無難なものがよいでしょう。
・他の販路での実績
入力した情報からAmazonや楽天市場、ヤフオクなどの他モールでの実績も確認された場合、できるだけ情報が漏洩しない対策が必要です。また任意入力になっている項目の「貴社ストアURL」の部分をあえて入力しない選択肢もあります。
また、
・独自ドメインのメールアドレスと固定電話番号を使用
・新規のYahoo!JAPAN IDを使用
・出店審査申し込みは深夜より日中に
・Yahoo!ショッピングからの郵送物を確実に受け取る
等の点にも注意した方が、より審査を突破する確率が上がるようです。
出店審査の心構え
Yahoo!ショッピングの出店審査の申請を行う前には、入力内容に間違いがないかどうかを確認しましょう。書類の不備や誤字脱字、表記ゆれや入力漏れなどの間違いがないかを何度も確認してください。
仮に審査落ちになってしまった場合でも、決してあきらめずに原因を分析して改善し、調整しながら再挑戦していきましょう。
もし開店審査に落ちてしまったら
出店審査に通過しても、開店準備とそれに伴う開店審査というものがあります。しかし開店審査の場合は審査落ちの理由を運営側が教えてくれますので、指摘された点を改善し、再審査にトライしましょう。基本的に「ストアクリエイターPro」で、公式のマニュアル通りに入力すれば大丈夫です。丁寧に、時間をかけて入力しましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
Yahoo!ショッピングは出店料がかからずに出店できて、販売ロイヤリティも不要なことからECモールの中では出店しやすいといえますし、圧倒的な出店数の多さにも表れていると思います。
必要な情報を用意できていれば審査が特別に厳しいというわけではないため、法人だけでなく個人であっても副業として登録できる可能性はあります。
また、一つの商品ページでカートを争うAmazonと違い、Yahoo !ショッピングでは出店者ごとに商品ページが作成できます。
それは大手のプラットフォームのノウハウを利用しながら、自分独自の販売を行うことができるということでもあります。
ECモール出店を検討中の方は、ぜひ!まずはYahoo!ショッピングからチャレンジしてみてください!


