
ネットショッピングの需要は近年ますます増加傾向にあり、Amazonへの出店を検討している方も多いのではないでしょうか。今回は日本最大級の集客力のある「Amazon(アマゾン)」への新規出店方法の手順や費用、他のモール型ECである楽天市場やYahoo!ショッピングとの比較なども交えて解説します!
現在、最も日本で利用者数が多いAmazonのサイトに出店することにより、商品がユーザーの目に触れる機会が多くなります。また既に楽天市場やyahoo!ショッピングなどのモールに出店している場合でも比較的簡単に新規出店することができるので、まずは出店の手順から見ていきましょう!
Amazonへの出店の手順

Amazonへの出店の流れは簡単です。大きく分けるとこのようになります。
①Amazon出品用アカウントの登録
②出品者プロフィールを設定
③出品する商品の登録
④注文があった商品の発送
またAmazonでは、2つの出品プラン(小口出品と大口出品)があります。用途に合わせて選びましょう。
・小口出品
月間販売個数が49個までの、小規模でスタートしたい方が対象のプラン。月額登録料は無く、販売手数料と基本成約料「商品を1つ販売するごとに100円」がかかります。
・大口出品
商品を毎月50点以上販売予定の方向けのプラン。月額登録料4,900円と販売手数料がかかります。
販売手数料は、出品する商品のカテゴリーによって異なりますが、おおむね15%かかります。月50個以上を販売できるのであれば、大口出品の方が費用を安く抑えられるでしょう。また、プランは後から変更することもできます。
①出品用アカウントの登録
まず以下のものを用意し、Amazonの出品用アカウントへ登録します。
・銀行口座番号や銀行コード
・請求可能なクレジットカード
・政府発行の身分証明書(有効期限内で顔写真入りのもの)
・過去180日以内に発行された各種取引明細書
・電話番号
身分証明書は、運転免許証またはパスポートのどちらかが必要です。マイナンバーカードは利用することができないので注意して下さい。各種取引明細書は、クレジットカードの利用明細書・インターネットバンキング取引明細・預金通帳の取引明細書・残高証明書などの中からいずれか一点が必要です。
Amazon出品の審査は、楽天市場ほど厳しくはありません。登録手続きで書類を提出してから3営業日ほどで審査が完了します。
②出品者プロフィールを設定
出品用アカウントの登録ができたら、出品者プロフィールを設定します。
販売管理画面「セラーセントラル」にログインして初期設定を行いましょう。
③出品する商品の登録
Amazonに出品する場合、最初に商品の出品情報を作成します。
商品名やJANコード、型番を入力して検索し、すでにAmazonに出品されている商品の場合は、同じ商品ページに「相乗り出品」することになります。相乗り出品の場合は新規に商品ページを作る必要はなく、商品の在庫数や商品の価格を入力するだけで登録が完了します。
Amazonに出品されていない商品の場合は、新しい出品情報を作成します。JANコード(商品識別番号)と商品画像や商品の説明文などを入力します。JANコードがない場合はサポートセンターに問い合わせ、製品コード免除の許可を受けることが可能です。
出品する方法は出品プランによって異なり、大口出品プランの場合は一括アップロードやサードパーティーのシステムによる在庫管理を使用して商品を一括で出品できます。小口出品プランでは一度に1つずつ出品します。
④注文があった商品の発送
自己発送の場合、
注文確定メールを受信→納品書の印刷→商品の梱包・発送→「出荷通知」ボタンを押す
このような手順で発送を行います。この一連の作業は管理画面上で処理を行います。
FBA(フルフィルメント by Amazon)を利用する場合は、発送から顧客対応や売上代金の回収までをAmazonが代行してくれます。利用には配送代行手数料や在庫保管手数料が必要になりますが、全てを代行してくれるため、注文後の処理が必要なくなります。
Amazon出店の費用

Amazon出店にかかる手数料や費用について、詳しく見ていきます。項目は細かいですが、大まかにでも把握しておいたほうがよいでしょう。
月間登録料・基本成約料
前述したように、出品プランは二種類あり、かかる費用もそれぞれ異なります。
| プラン | 小口出品 | 大口出品 |
| 価格 | ¥100/商品 + 販売手数料 | ¥4,900/月 + 販売手数料 |
| このプランが適しているケース | ・1か月に販売する予定の商品数が49点以下 ・販売手数料高度な販売ツールやアドオンプログラムは不要 ・まだ具体的に何を販売するか決めていない | ・1か月に販売する予定の商品数が50点以上 ・APIやレポートなど、詳細な出品用ツールを使用したい ・Amazon Businessのようなアドオンプログラムに申し込みたい ・eコマースの販売業者として確立している |
販売手数料は、販売するカテゴリー別で異なりますが、大口出品、小口出品のいずれも同じ利率です。手数料は販売されるたびに課金されます。販売手数料の詳細は、Amazonセラーセントラルで確認することができます。
| カテゴリー | 販売手数料 | 最低販売手数料 |
|---|---|---|
| 本 | 15% | なし |
| CD・レコード | 15% | なし |
| DVD | 15% | なし |
| ビデオ | 15% | なし |
| エレクトロニクス(AV機器&携帯電話) | 8% | 30円 |
| カメラ | 8% | 30円 |
| パソコン・周辺機器 | 8% | 30円 |
カテゴリー別成約料
本やCDなどのメディア商品を販売する場合、小口出品・大口出品のいずれの場合も商品ごとにカテゴリー別成約料を支払う必要があります。
| 商品カテゴリー | 販売手数料 | カテゴリー成約料(日本) | カテゴリー成約料(アジア/グアム/マーシャル諸島/ミッドウェー/その他) | カテゴリー成約料(北米/中米/オセアニア/ヨーロッパ) | カテゴリー成約料(アフリカ/南米) |
|---|---|---|---|---|---|
| 本 | 15% | 80円 | 120円 | 300円 | 350円 |
| CD・レコード | 15% | 140円 | 250円 | 400円 | 450円 |
| DVD | 15% | 140円 | 250円 | 400円 | 450円 |
| ビデオ(VHS) | 15% | 140円 | 300円 | 500円 | 600円 |
配送料・その他の手数料
大口出品プランでは、出荷された商品カテゴリーや購入者が選んだ配送サービスにより配送料が異なります。
小口出品プランでは、全ての商品に対してAmazonが指定する配送料がかかります。
その他、大量出品手数料や返金手数料などの手数料があります。
FBAを利用した場合
FBAを利用した場合には手数料がかかります。自己発送の場合はFBA手数料は不要です。
FBAについてはこちらの記事で詳しくまとめています
Amazon出店で成功するために

Amazonの出店は比較的簡単なため、webに詳しくない方でも始められます。したがって参入障壁が低く、価格競争が起きやすいといえます。その中で成功するためのポイントをまとめました。
FBAの利用
FBAは「Fullment by Amazon」の略で、Amazonの倉庫に商品を保管し、梱包や発送、返品などの配送業務をAmazonが代行してくれるサービス。それだけでなく「Amazonが発送します」と表示される・「Amazonプライム対象商品」と表示される・検索結果の上位表示が見込める、というメリットがあります。
また相乗り出品の場合、出品者のランク付けが行われ1出品者のみがカートボックスを獲得する仕組みですが、「FBAの利用」もその条件の一つに含まれます。(カートボックスを獲得するためには他に、大口出品で販売している・最安値で販売している・出品の実績や評価・在庫数などの条件があります)
FBAを利用するには別途手数料が必要ですが、Amazon出店の成功のポイントの一つといえるでしょう。
カートボックスの獲得率を上げる
Amazon出店では、「1商品につき1商品ページ」というルールがあります。そのため、同じ型番商品を販売する場合は、複数の出品者が同じ商品ページに相乗りして出品することになります。
ここで重要なのは、どの出品者が「ショッピングカートボックス」を獲得するかです。
上記の画像のとおり、Amazonでは1商品につき1つのショッピングカートボックスしか存在しません。相乗り出品が多い場合は、ランク付けが行われ1出品者のみがカートボックスを獲得することができます。
カートボックスの獲得ができない出品者は、出品者一覧から探されない限り購入へ至らないため、売上に大きな差が出てしまいます。
なお、「カートボックスを獲得する」ためには、次の条件を満たす必要があります。
・大口出品で販売していること
・最安値で販売していること
・出品の実績・評価
・配送プラン(FBA>自社出荷)
・在庫数
カートボックス獲得するには前述の「FBA」の利用も条件に加わります。
商品の見せ方にこだわる
Amazonでオリジナルブランドの商品を販売する場合は、商品の説明や写真にこだわりましょう。商品の特徴やメリットをわかりやすく記述するともに、魅力的な商品画像を用意します。
また、大口出品であれば、商品紹介コンテンツを作成することができます。商品紹介コンテンツは、楽天市場やYahoo!ショッピングのように、画像とテキストを用いたオリジナルのランディングページを作れます。訴求力の高いランディングページは、購入率アップを期待できます。
ECサイトのデザインを詳しく学びたい方はこちらの記事もあわせてご覧ください。
Amazonに限らずEC全般で役立つ内容になっています。
スポンサープロダクト広告を利用する
Amazonでは商品検索で優先的に上位表示させるための有料広告があります。いくつかあるAmazon広告の中でも「スポンサープロダクト広告」はクリック時に課金されるため、効率よくアピールができます。
また、スポンサープロダクト広告では、自動でターゲットを選定し入札金額を管理できる「オート機能」が備わっています。
口コミ対策をする
購入検討の際、カスタマーレビュー(口コミ)はとても重要な要素です。Amazonにおいても口コミは重要であり、高評価の口コミは売上を左右します。
もちろん意図的に肯定的な口コミを書くことや依頼は禁止ですが、口コミを投稿してもらうよう誘導することは問題ありません。Amazonでは購入者へ「フォローメール」を送信する機能があり、購入のお礼とともに口コミの投稿を誘導することができます。フォローメールを活用して口コミを集めましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
やはり国内、いや世界で圧倒的な集客力を誇るAmazonにとても手軽に出品できるのはとても魅力的だと思います!
しかしそれは同時にライバルも多いということ。。
ただ、その点を差し引いてもAmazonで販売されている商品は3億点以上と膨大であり、モールとしての集客力も群を抜いています。
また、出品できる商品カテゴリーも幅広いため、完全なブルーオーシャンとまではいかなくとも売れる商材もまだまだありそうですし、「OEM」や「売り方」、「ブランディング」によっては爆売れのチャンスもあり!?
小口出品であれば無料で出品が可能ですので、少しでもAmazon販売に興味のある方はAmazno物販に慣れる意味でも気軽に出品してみるのも良いのではないでしょうか?


